熊渡から天女の舞
2015/02/28
炉端山友会にて
炉端山友会で天川村の川迫川沿い(R309)にある熊渡りから林道に入りカナビキ尾根を直登して、ナメリ坂下に突き上げ、P1518をこえて、天女の舞ツアーを組んだ。この尾根は気まぐれで、超大雪から、今回のように雪が固まり氷板が怖いほど出きるときまで気まぐれな尾根を楽しんだ
リーダーは会の指導者Leoさんで、単に登るではなく、その雪面に合った歩行法を勉強しながら登った。
このツアー計画について言いだしっぺは私だが、会の安全を確かめるため二度も下見をして下さったJJ氏に感謝する
一度目は大雪で途中敗退、二度目で計画尾根を周回したと聞くが、気まぐれなカナビキ尾、今回と大きく姿が違ったと言う
下見時 今回
山は最大の装備で登ろう。あなぞる無かれ1500m大峰の山、事故れば自分だけでは無い、天川村やレスキュウ隊に迷惑がかかる
熊渡を8時5分に出た。電車の時間や仲間の集合の最大早期出発はこれが限界だ
天気は良い、見上げると1000m付近に樹氷が見えるが、今日は暖かい
弥山川遡上ルートと同じ所だ
  
弥山川ルート入渓点よりさらに林道を歩き、カナビキ橋正面から細い登山道に入る
元々はソマ道だった登山道は、今は踏み固められ細いが歩きよくなった
暖かい日や雨が降り、解けた雪が凍り小さな氷板が出来比較的早くアイゼンを装着した。装着した地点に十辺峠と石に書かれていた
誰かが名付けたのだろか??

会ではこの尾根は10本爪以上装着と決めた上級者のみが参加できるコースとした
雪が締まり歩きよいが、雪面でのアイゼントレが始まった。
しいて斜面を登り、谷足山足の置き方、その理由を聞く{ポジションオブバランス(安定した姿勢)。アウトオブバランス(不安定な姿勢)。}
ポジションオブバランスとは谷足を軸に立ったときは事故が少ない。アウトオブバランス、山足を軸に立ったときは事故率が高くなる。
必ず二点支持でのバランス、二点支持、三点支持の繰り返しで歩き、一点支持に成らないようにする
又、Leo指導員は足を送り出す時に必ずニュートラルにすると言う
つまり、軸足で安全なバランスを取って送り足を出す一歩一歩登る法だ
次々に足を出しながら登るのは早く登れるが、事故率が高くなる。一歩一歩歩行は時間は遅いが、安全が一番、一度事故ればその時間は計り知れないと指導する。
山のプロが言う言葉は重い

 
通常のコースではない。今日はトレースが分かれている。練習に良いコースをおのおのが登る
  
天気は良く温かいが樹氷はいまいちだ。
雪面の木々のシャドーが目茶綺麗だ。
  
尾根で楽しい昼食だが、時間を無駄にしない
ワカンの装着、買ったままの状態だった装着帯をより安全な方法にしたり、装着紐の残りを始末する方等聞けば次々に出るショウタン的間違い
今日も新しい知識が付いた
1518mピークを越えるまでワカンをつけて歩いてみた。今までよりも足が軽く感じた
  
天女の舞いに下り景色を楽しむ。
稲村ヶ岳をバックに記念写真だ。順光の稲村ヶ岳、ヤヤ雪が少ないようだが綺麗だ
  
景色を堪能して、雪が少なくなった地峰国有林内の地峰を下る。
倒木が多かった地峰も倒木は少なく成っていた。雪が溶け再度凍った雪の塊、氷板が出来随分とすべる
氷板に外反させた足で凍り面にきっちりと足を置けば滑りにくいと言うが、オゥ滑る
少し強く凍りにアイゼンを蹴りこんでみた。
  
一箇所、アパッチ、インデアンで下ろうなんてロープを出し肩がらみで下った。これも練習だ
  
林道に出て下るが、整備林道ではない。下るたびに痛みが目立つ
道成りに下れば、弥山川入り口に出て、後は林道を熊渡に下るが、この最後がいつもしんどいショウタンだ
  
ワイワイガヤガヤ、今日も楽しい8時間10分だった。
講習等がを行わなければもう少し時間が短縮されるだろう。
 
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