運転準備

電車の運転準備についてザッと話してみよう
車は、丹念にすれば、オイルは有るか、ガソリンは有るか、ストップランプは、ヘットライトは、プレーキの踏み代はと成るが、ほとんどの方は、エンジンをかけて即スタートだろう、良くてアイドリングでエンジンを暖め、ガソリンを気にするぐらいだろう。
電車となると、ソウは行かない。
先ず、詰め所を出る時に、自分の担当する電車の確認、何系で有るか、ブレーキハンドル、リーバスハンドル
又は走行キー確認
第何列車出場します。ここからモウ運転が始まっている
電車でGOとは訳が違う。大切な人命と財産を預かり、私たちの肩に係っている
もちろん、車掌さんとの呼吸もここで一致しないと電車は上手く走らない
この辺が人には解らない阿吽の呼吸だろう。
ここからは、私の手順を話そう
社内規則と少し違うが、これは自分の運転リズムであり、許される範囲と理解する。
この手順が狂うだけで点検に失敗する確率が高くなる。
一つの間違いも許されない、緊張する瞬間でもある。
こんな、点検中にお客様から、ドアをノックされて、質問など受けた時は一番困る。そこはプロ
一様、受け答えはしなくては行けない。

1 後部運転台のスイッチ類の確認、もちろん車掌さんは車掌さんでする。
運転台に入る前に、電車の前部の確認、運行標識は、等々
ここからは写真で解説します


運転席に入る

1  携帯鞄を置
 トラポンと呼ばれる運転記録カードを差し込む
 これには、時間、停車駅、電車の種類とうがインプットされ、踏切や駅の自動放送当に伝動されてい   るが 未だこの時点では働かない、ATS swと連動されている

トラポン、表示パネル、昔のスターフに当たる

各、SW類の確認をする
一番怖いのは、ショートSWと呼ばれるSWともちろんブレ-キswだ
この二つのSWは相反する。
ショートswは動く側で、ブレーキswは止る側だ
ブレーキswが万が一不具合でも、最悪、非常ブレーキは働く、
又、機会を見つけて書いてみよう

次はATSの動作だ
ブレーキ、ハンドルを差し込み、緩め位置に置き、もちろん転動防止のため最低限のブレーキは残す
ATSsw入り
バシャン。ATSが動作する音だ
ATSは正常に働いた。確認OKだ

ATSsw

動作確認良し

復帰ボタンで正常に戻す
これでATSはOKだ

動作と同時にブレーキハンドルは、非常位置だ

動作が正常であるプレーキ圧力の確認

ブレーキ圧力が正常に戻るのを待つ、
ここで、ブレーキテストだ、

全制動、階段緩め等々重要な部分だ、ハンドルの動く癖なども瞬時に知る

ここでATSスイッチから電源をもらったトラポンの確認ボタンで、再度列車番号、当確認
そして、私は、運転椅子の調整をする。なかなかここが安全運転のポイントでもある
正しい姿勢は心も落ち着かすようだ。
後は、発車の合図を待つ、モウ、1秒も気が抜けない
安全の確保は輸送の生命である

鉄道学校でイヤと言うほど教わった。当たり前のことだが

ドラムsw前

電圧計 1500v

ブレーキハンドル

リバースハンドルと
マスターコントローラー

時計を置く

発車ベルが鳴り
戸が閉まり、発車合図が鳴る
A番線、出発進行
確認喚呼と共に次は、ショウタン駅停車、
喚呼の声は響く

運転が始まった。

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ショウトスイッチ
ブレーキスイッチ