日高町の雨司山、雨司神社と鞍賀多和城跡、薬師谷山 2013/02/01 ショウタン |
往路2時間40分 復路、1時間30分 |
熊野古道横に古い階段があり、そこで団体さんが立ち止まり、説明を聞いている。 立ち去った後で登って見ると、標高240mの地点に、雨司神社があり、神社をあめしさんと読んでいる。 下山後、雨司講があり神社を守っている講の存在を知りそこで資料を頂いた 先ず資料を読んで下さい リンクします |
この付近は路駐点が少ないが、丁度熊野古道入り口に横凸地があり二台程度駐車できる。とにかく停めた 直ぐに遥拝所があるが、山腹の雨司神社の登り口が分からない。少し古道を歩いてみた。 出会った方に、階段から上ればいいと聞いて、その通り登った 直ぐ上に新しい社が建築中で、雨司神社は此処に降ろされるのだろう 駐車場所 社の横を道成りに登ると、直ぐに猪囲いが出て、囲いを開けて外に出るが、扉ではなく、網を開ける物だ。 直ぐに畑跡が出て、道が分からなくなる。真っ直ぐが状態が良いと東に登って見たが、これが間違いで、ソマ道らしく谷で道が無くなった。神社の位置が分からない。とにかく右手の240m付近にコンパスを取り急斜面を登った。 思うように240m地点出でられず、とにかく尾根を目指した。登りよいが急登だ 谷で行き止まり↑ 斜面を登る↑ |
240mより高い位置に出ただろうと少し下ってみた。小さな広場に古い社が鎮座していた 下山後、ごく最近まで此処で踊りやもちまきがあったとか、小さな台地が有る とにかく神社は見つかったが、参道は分からない。 続いて、水穴、風穴を探してみた。 祠の広場の東側に、羊歯が刈り取られていた。行ってみると直ぐ横に風穴があり、その先に水穴が有るだろうと行ってみたが、直ぐに小道が無くなった。どうやら見晴しのために刈り取られた跡のようだ 風穴 上の穴は奥行きがな無い、下の穴はパックリ口を開け相当深そうだ。下山後、風穴である事を聞いた。 その先に水穴があるのではと探したが見あたらない。これは村人に聞くしかないと諦めて尾根を登り四等三角点、雨司に向かう |
不思議な程尾根は状態の良い小径が走る。日高町ではこのような尾根道は年一度の道普請があるとか、又古城マニアか、山好き達が歩いているおもかも知れない。こんな山にはテープが良く打たれているがそのような物はない 四等三角点、雨司は直ぐに分かる。羊歯で囲まれた点は、周囲が踏まれ羊歯はなく、見晴しは最高だ 由良町の雨司山は見通せる 四等三角点 雨司 標高277.81 北緯33°57′20″.7303 東経135°09′19″.0339 所在地 和歌山県日高郡日高町大字原谷886 |
雨司から、尾根を登るが依然と状態の良い小道だ。 途中で尾根を横切るような感じの道跡が出る。とにかく登った。 突然道が無くなり、正面に羊歯が生えたピーク。横にピークを巻くように小径が左手に走る とにかく、正面のピークに動物道らしい所を登って見たが、これは人工の鎌跡が見られ、ピークに出るルートのようだ 5m程度で山頂だ。なだらかなピークに踏み跡があり、小岩が二つある。何のピークか分からず、踏み跡をウロウロ すると、掘割り跡や測量跡が出て、直ぐに古城跡であり、これが鞍賀多和城だったのではと感じた この城跡は4つの尾根が出るピークで、どの尾根にも曲輪があるようだが、東西のピークにはソノ跡がハッキリと残っている 西側の曲輪跡で、ラーメンをすすり、尾根続きで薬師谷山に行ってみる事にした |
山頂でコンパスを合わせるが、その方向には下りにくい、来た道の左手分岐がルートだろうとそこに下り、そこを歩いてみた 尾根を巻き込ンだ所に、登山者らしいテープが打たれていた。オッと感じて、目的尾根に下り込むと、やはり小道が有り、しかも整備跡があって、テープが適宜に打たれていた。登山者か何かだろう。それにしてもコノ尾根だけに、??不思議だ |
此処を登ると、薬師谷山の乗る主尾根だという所に、テープがクドク打たれていたが、道はT型になっている。 正面を尾根に乗るとその上にテープがあった事を記憶しているが、一度通った尾根だ。 右手の巻き道を行ってみる事にした。道は本当に状態がよい。 テープが打たれたT型地点 右手トラバース路 この先の小さな尾根を登った 尾根を登る、道はないが登りよい この道は何処まで続くか行きたがったが、時間はない、里人が遠足に登ったという道なのだろうか |
とにかく初めて出た尾根を、薬師谷山に登り返した見た。未だここに来て日が浅い、地図も見ないで尾根を歩く 薬師谷が乗る尾根 薬師谷山ピーク 薬師谷山から下り込むと、往路の小道に出合い、少しでも近くと小尾根を越えた。 フト、石柱が転がっている。起こしてみると十八の文字が読みとれる。丁石だろうか、十八丁は約2km、何処までを意味するのだろうか?? |
記憶とは曖昧な物で、往路の位置を忘れ、ピークから前出のテープまで下ろうかなんて思ったが、地図を出し位置を見てみた するとコースが見えてきた。地図は見る物だ 巻き道をテープが四隅に打たれた地点まで引き返し、往路を下山する 鞍賀多和城まではテープがあるが、何故此処だけと頭をひねる。単純尾根だ 往路通り、雨司神社に向かう。 雨司神社に手を合わせ、ショウタンが山に登るときは雨は降らさないでと花木をそえた。 |
水穴は何処だろうか、少し後ろ髪引かれるが、又来ればいいさと上の写真の小道を下る 直ぐに、小さく左手に小径が走る(この分岐を下れば水穴が有るらしい)。それを下るのが、参道か一瞬迷うが、もう一つの参道かも知れないと、そのまま主尾根に下った。道は案外クネクネだ。 地図通り一時傾斜は緩くなるが、尾根先は、クネクネ急登で、比較的よく滑りそうな固い道だ。 この付近は、村人が良く登るのだろうか、小枝に鳥用に、ミカンが小枝に挟まれていた。2ヶ所もだ 道成りに下ればいい、小さな多和を横切ると、左手に登りに越えたシシ囲いが出た 真っ直ぐでは無く、右手に多和を越えて尾根に出るのがルートのようだ 熊野古道に下山した |
水穴が分からない。出会ったご婦人に尋ねると、偶然我が家の近くから嫁に来た方だ。 その場所は、私より楠山さんに聞けばと、雨司講の楠山さんを紹介して下さった 楠山さんは、親切で、資料を下さり、水穴の場所を教えてくださった 熊野古道の鹿ヶ瀬峠下で、薬屋を営んでいた先祖がいるという 古い立派な家の軒下に、明治、大正、昭和の初の薬の看板が飾ってある いかにも熊野古道らしい、 写真を取らせて頂いたが、イモリの黒焼きや、ショウタンならお世話になったであろう梅毒の薬の看板などがあった 珍しい珍しい |
頂いた資料のお礼を言って帰路についたが、水穴を見てみたい もう一度登って見るか |
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ショウタンの山歩録 |