野迫川村ウロウロ
鶴姫公園、桧股山
奥高野の高野龍神スカイライン沿いに二等三角点がある。山名は桧股山だ
そこに悲しい恋物語があり鶴姫の墓と新しい観音様、展望台があり観光施設として山頂が切り開かれている
又、エコと称して風力発電機が三機有るが、三機働いているのを見た事がない
山頂施設の電源を取っていると言うが、モッタイナイ 資源の無駄使いも良い所だ マッイイカ 
ほぼ山頂まで車で行けるが今日は登山だ 汗 
入り口からテクテクとリュックを背負って歩く
一基のみがフル回転で発電しているがもっとも大きい発電機は停止状態、アアモッタイナイ、村で使えないのかな
 
鶴姫の事も知りたいし、山頂にも行ってみたい、公園は立派な設備がある
途中から風車の裏を通って尾根を登る これを見ているとアホに見えるだろうな
フル装備のリュックは重い
  
山頂には鶴姫館と展望台、その裏に鶴姫の墓と観音様、 三角点桧股が有りその下に鶴姫の悲しい話の看板があった
  
基準点コード TR25135148801 
点名 檜股 
種別等級 二等三角点 
基準点成果
成果状態 正常 
地形図 和歌山−伯母子岳 
測地系 世界測地系 
緯度 34°09′12.7304 
経度 135°36′15.3046 
標高 1180.40 m
基準点現況
現況状態 正常 20071110 
所在地 和歌山県伊都郡かつらぎ町大字久木字棒峠323番地の14 
選点 明治34年6月14日

                              鶴姫の悲歌
哀愁をそそるひえつき節に「庭のさんしゅの木に、鳴る鈴かけて鈴の鳴るときゃでておじゃれ、鈴の鳴るときゃなんというてでよか、駒に水呉よと、ゆうて出ましょ、那須の大八鶴姫捨てて椎葉立ときゃ目に涙」とあります

壇ノ浦の戦いに敗れ椎葉村に落ち延びた平家一門を滅ぼそうと、那須与一の弟大八朗が椎葉村につく。
ところが、そこには木の実、草の根を食べひっそりと暮らす一門の姿があり、幕府の命に従わずついには、平家の出である鶴姫(富姫)と恋仲におちいる

時を経て、為頼に助けられた二人は鎌倉に戻るが、大八朗は熊野に左遷される
鶴姫はやるかたなき慕情を胸に秘め、鎌倉より熊野へ何度も「水が峯」の尾根を越え大八朗に会いに行く
「たずねきし身に浮き雲のめぐりきて、月のさわりになるぞ悲しき」鶴姫は裳裾絞り歌を読む
しかしそれもむなしくこの地に露と消える

悲しい恋物語だ 老人ショウタンも一度や二度恋におちいった事もある
こんな悲しい話は読んだだけで目に涙だ

現実に戻り
水ヶ峰集落から山頂を越えるのが古い道だと語り部の小倉氏が言った話と道が一致する
小辺路も時と共に変わっていったのだろう
時を見て水ヶ峰から尾根通しで歩いてみたいな
残念だが山頂の鶴姫館は閉まっていた。展望台には上がれない
何時か上がって景色を楽しみたいものだ
駐車場までテクテクと歩いたが、やはり奥高野、開発が進んだとは言え歴史は深いのだろうな

 
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図
   画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図50mメッシュ
   (標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。
   (承認番号 平21業使、第652号)
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