白馬山脈
藤滝不動から小山と向山
2012/12/26
ショウタン

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コースタイム
P8:22-三角点千津川09:40〜50-小山三角点1131-小山蔵王権現11:40〜50-2号風車12:00〜12:20-
室川峠12:42-向山尾根分岐13:04-向山13:45-三角点13:52-車道下山14:30-広川南インターP15:33
総時間約7時間10分
和歌山県で東西に走る主な尾根は、紀伊山地(紀泉高原)や長峰山脈、果無山脈が有る
3つの山脈の主な山を登りながら各山脈を縦走しているショウタンだが、今回は白馬山脈の三角点千津川から向山まで縦走してみた。白馬山脈の主な山は今回でほぼ登ったが、支尾根の堂林山や白馬トンネル上の三角点巻尾付近を残している。そのうち登ってみよう
  
路駐↑                     入り口↑                   ここから古道に↑
今回の取り付きは、広川南インターを出て、県道西直ぐの凸地に路駐してその先直ぐの藤滝のある谷に入る
谷直ぐは開かれた別荘地だ。その奥に藤滝と藤滝不動が出る
  
藤滝不動は地区の案内板で知り、コノ谷に続く波線道は熊野街道と平行する事から、古い物と思っていた
大きな別荘?の横からダートな道を登ると直ぐに藤滝不動が赤い橋と共に表れる
左手に藤滝が有るが水はほとんど無かった。不動右手から川沿の古道にはいる。そのまま右手谷に入りそうだが、左手へと古道は登って行く。丁度藤滝の上へと道が続く、

下山後出会う事になるが、古道は羊歯が刈られ整備されていた。登りよい。
道整備がなければ、この付近の尾根は羊歯との戦いだろう

この古道沿いにいくつもの石仏がある。どれも立派な物で、花が添えられた物もあった
  

   

標高430m分岐の地蔵 +

標高430m分岐の地蔵は三体有り右左の行き先が彫られていた。その横に日高高校山岳部の古い道標が落ちていた
大峠とテレビ塔と有り、先日登った薬師谷山、城が峰周回に出たテレビ塔の事だろう
ネット検索をかけてみると、日高高校山岳部は今もアクティブな活動をしているようだ。
タブン、城ガ峰から大峠まで周回ポッカをした名残だろうな、なんてコースを読んで楽しんだ
  
分岐をテレビ塔側、西に取り斜面道を進むともう一体の石仏が出て尾根に突き上げた
尾根には少し大きな石仏があり、日高川の河口が美しく見え、太平洋が青く霞む、見晴しは最高だ
尾根下は風力発電管理道が通っている。テレビ塔側、西に尾根を登ると山頂に三角点が鎮座する
  
等級種別
基準点名
北緯 33°57′22″.8624
東経 135°11′22″.7174
標高 530.29
所在地 和歌山県日高郡川辺町大字千津川字赤城5869番地
(小字が山名と言う事から察すれば、赤城山、と言った所か)

山頂には面白いキャラクターが出迎えてくれる。若者達が登った証だろうか。何やら和む(^_^)v
山頂の南側の木が切られ見晴しは最高だ。太平洋が綺麗に見晴らせる
  
日高川河口                  西山と煙樹ヶ浜                テレビ塔
  

引き返し、石仏先から木製階段で管理道に降りる
途中で古道を探しながら歩いたが、極一部しか見つからなかった。ここはもう管理道歩きが正解だろう
太平洋や南の山が見晴らせるポイントも多く車道だが嫌気はささなかった
風車の羽が置かれていた。メチャ大きい

  
歩いて行くと小山のピークが見え出す。管理道は尾根上を通らないが、ほぼ尾根に準じて出来ている
現在地も分かりよく、向こうに小山が見えだした
大峠を確定して、その先から尾根に乗る。向こうから見えた風車塔に突き上げ、さらに登ると、三角点小山が鎮座する
  
等級種別
基準点名
北緯 33°56′52″.8597
東経 135°13′26″.8762
標高 457.90
所在地 和歌山県日高郡川辺町大字平川字小山1137番地


よく見かけるセキドと書かれた三角点名を記したマークがあった。
コノ尾根には古道が通る。古道に沿って進と、祠跡が出て、古い銘板があるが読みとれない
さらに進と社が出て、その先に小山蔵王権現堂が立派に祀られている
この平らなピークの事を小山と呼んでいるようだ
  

  
沢山の石仏や社跡が見受けられる。
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小山に下に、小山ウィンドファームKKの立派な建物がある。何だろう 何台も車が止まっていた
 ←Na2風車→
道成りに進と古い墓があり直ぐに管理道に出る
Na3風車塔下で風を除けて20分で昼食だ。風がないと暖かい

  
ここから尾根に↑               室川峠↑
P442mには尾根通しが良いだろうと、尾根に取付き464を特定して下ると、アララ、室川峠は切り取られ林道になっていた
右手から巻き下るが、反対側尾根には登れない。林道を歩く事にする
測量点442m尾根先の特定は難しいが、林道(白馬林道)歩きながら尾根を特定したが、長く感じた
下り尾根掘割り
ここも尾根が削られている。東側から下り尾根に登る
登りきると測量されて尾根は分かりよいが、直ぐに分岐する。尾根は左手に引き込まれそうだ
目的尾根は急傾斜で、尾根ではない様子だ


  
尾根は歩きよい
やがてビシャコと呼ばれる花木が作られている斜面に出て下ると林道が出る
林道を終点まで歩く
正面に、向山が見えている
林道終点から尾根に乗り換え登って行くが、ここから下山するまで羊歯や、間伐材でやや歩きにい
コノ尾根は一度経験がある
向山は小さな双耳峰だ東側が山頂ピークで三角点のある所は、三角点下山田のピークだろう
  
西側のピークには三角点下山田が鎮座する。
その横に倒れかかった小屋が有り、車が二台捨て置かれている
等級種別
基準点名
標高 327.33
北緯 33°58′01″.0847
東経 135°13′32″.6413
所在地 和歌山県有田郡広川町大字下津木
字高畑1513-11
選点 明治36年
三角点からコンパスを取り、途中、尾根を左手に取り下山する
  
ユンボが捨て置かれている
目的の下山の尾根は見た目羊歯や倒木があるが、たいした問題ではない
ユックリ慎重に動物の踏み跡を下った
尾根先は畑を、花木に植林している。
真下に道が見えたときは、アララと感じたが、畑内を簡単に下れた
   
車道をデポ車まで歩くが、風が冷たく強い、車道歩きが一番シンドイ歩きだったが、満足度は高い山行だった


下山後、車で夏明温泉を尋ねた。風呂はないが足湯があり湯を有料で持ち帰れる
天然ミネラル水だろう。
夏明のさらに奥の猪谷から熊野古道の入り口を探してみた。道は分かり良くあるが、途中の家で、猟師達が、獲物を捌いていた。
千津川三角点の山名を聞こうと尋ねたが、猟師達も知らないと言う。名はないのだろうか?
中の一人が、登り古道を一人で整備したという。この整備がなければ、登りに苦労したお礼を言って別れた
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