稲村ヶ岳からバリゴヤの頭、モジキ谷口下山
2017/10/11
3人



カシミール軌跡はグーグルクロームで開きます

総時間6時35分から16時35分
10時間を要した
下山後、母公堂に車移動
バリゴヤノ頭は、多くのルートが取れるが、比較的難易度が高い。
どのコースもルートファンディングが難しく、各自が思い思いのルートで難路を下ったり登ったりしているようだ
最初の頃は、稲村ヶ岳ピストンが多かったが、大川口から登る難路へと変わって行き、比較的コースに難易度が少ないモジキ谷コースへと移行しているようだ。
今回は、稲村ヶ岳からモジキ谷(毛敷谷)口に下山のコースで半周回した。

ここで間違いを犯さない注意は、強力の頭から直接モジキ谷口に下る尾根はルートと岩が難しく、上級者のリードが必要な尾根だ

今回を含め、私が経験して記事に残したのをまとめたページにリンクしておきます

バリコヤの頭に何度も登ったのは
初めて登った、大川口から取り付いたときは1999年頃だったが、スズタケの大ブッシュと岩にさえぎられ敗退したことが最初のきっかけだった
母公堂を6時35分に出る。
今日は3人で稲村ヶ岳、バリゴヤノ頭と半周回のモジキ谷(毛敷谷)下山のコース。下山口には一台をデポしておいた
1人は車中泊だ
  
稲村ヶ岳までは通常の登山道で目新しいことは無いが、時間測定のために写そうとした道標に、母公堂への字が母子堂と書かれ、
英字表記はHahagodo Tenmpie 漢字は母子堂だった。意味は知らないが行政の道標だ
適当に休息を重ね、ユックリと登る予定がドンドン登る二人について行けないショウタンだ
  
山上辻に出れば、稲村小屋付近は紅葉の見ごろ、稲村ヶ岳では久々の紅葉に満足だ
 
大日岳をトラバースして鎖場から宝剣を訪ね、山頂に出て見晴らしを楽しむ
もちろん、目視で地図とバリゴヤへのコースを合わせてみた
  
アレが一つ目、二つ目、アノ付近が厳しかったと記憶をよみがえらす
360度の大パノラマも楽しめる最高の天気だ
 
展望台を下り30m?程度下からバリゴヤへの尾根に入る。
随分歩きよくなったが、マダマダ石楠花や雑木が行く手を阻む
  
一つ目のピーク先から見晴らしが出る
稲村ヶ岳からのコースのみが、見晴らしの有るマア美しい尾根と言えるだろう
尾根先で最初のロープ場だが、高さは無い。
ロープは太いが、支点の木が枯れやや不安があるような太いロープが残っていた、補助的に持ち下った
1、2の地点
  
細い尾根、笹の広尾根をドンドン下るが、方向取りはキッチリとコンパスで探ろう
踏み跡も有るが不確かで、この尾根の縦走者は少なくなっているのか、マークは一時期より少ないが、適宜にあった
ピークを巻いたり越えたりとルートファンディングしてゆくが、慌てない行動が必要な尾根だ
付近
  
1559mピークを下りこめばドンブリ辻だ
ドンブリ辻からはやや難路な登りが始まるが、難しいわけでは無い
 
時には根を持ち上がる傾斜もあるがたいした問題では無い
コースを外さないことが大切だ。
  
地図4,5のピーク下りや登りで岩が出るが、たいした問題ではなく、落ち着いてコースを読めばいい
ただ、岩の講習が無い初心者は危険だろう
  
このピークを越えれば正面にバリコヤの頭が聳え立つ、暗部から標高差120mの急傾斜だ
  
一歩一歩、確実に登れば木の根を掴む登りと成るが、思ったよりコースは荒れていなかった
  
二、三度呼吸を整えながら登る私だが、通常の体調なら一気に登れるだろう

頂上に出た
見晴らしも何も無いバリゴヤノ頭、山頂よりもコースに魅力が有るのだろう。
小さな双耳峰のバリゴヤノ頭、少しでも見晴らしが有る南側ピークで昼食を楽しんだ。
ここまでの時間は母公堂から6時間30分かかった。休憩は少ないほうだろう
山頂で30分ばかし休憩食事でワイワイだ
南に下り小ピークを越える。なかなかワイルドだ
  
暗部からハッキリしない踏み跡を登るが、ここが大川口コースとの出合いだ
大川口コースからの登山者も少ないのか踏み跡は薄い
炉端の会のJJ氏と大川口に下山したときに、JJ氏にシュリンゲで補助してもらった所が懐かしい
ややブッシュを目的方向に登る
登りきればマタマタ石楠花のブッシュ、一箇所から稲村ヶ岳や大日岳、今来たバリゴヤの頭が見晴らせる所がある
景色は見えるが足下は石楠花で足下に注意だ
 
強力の頭まで小岩を巻いたり越えたりとコース取りに注意がいる。
慎重にコースを読みたい所だ。
  
今日の同行者も手痛いアルバイトをしたという。
強力の頭から見た景色
 
強力の頭から北に浮き根の傾斜を下り小さなギャップから浮き根の尾根を越えて行く
この付近が、モジキ谷口に下る一番の○危地帯だろう

下る方向のマーク↑

兎に角コースを読みながら下ろう。確かマークも有った記憶があるが有るとは限らない
小さなタオに下れば体内くぐりがある
初めてくぐったが、ここで間違いを犯した。
何時もは上を越え右手に岩沿いを下るが、左手の岩沿いを下ってしまった。
捨てマークが大きく有りそれに誘われてしまったようだ。

間違って下った写真下三枚。
  
地理院地図には岩マークは無いが、この付近は岩が多く、岩下を巻く、
間違いコースも上級者なら岩を巻いてなべ底斜面に行けるだろうが、私達は登り返し体内くぐり出口側に戻り、そこから岩下を下る
 
この体内くぐりの出たところが今回の一つのコースポイントだった
ピストンなら、記憶に新しいだろうから問題は無いだろうが
又、なべ底斜面から登るには、コースはいくつか考えられる。
初めて登ったときは、鍋底斜面を真っ直ぐに登った記憶がある

 
この付近からはマークが多く出る。
下るときの注意は、地形図棚状の所からコース取り注意だ。
今回はマークが有ったが、コンパス取りが必要だろう
  
岩に生えたヒノキ、私は命の木と呼んでいる。生命の不思議だ                棚から急斜面を下る。落石注意だ
後は尾根を外さず慎重に下ろう
植林に成れば踏み跡もでる
下ればソマ道が出て、クネクネト下ると、道が南谷に誘うようにテープが有った
南谷に下れば、発電用の取水口が有り水路上を歩く
  

水路を歩けば、毛敷谷、南谷の道標が有り、ここから階段を数段下ってモジキ谷の左岸を谷口に下る
 
南谷の橋を渡れば、309号ははすぐ先だ


食事後の時間は約三時間係ったが、コースを知っている私だ、少しは早かったかもしれない
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バリゴヤの頭への各ルート