2006/11/9 サランコット、アンナプルナラウンド最終日 |
「ABC ラウンド最終日」
11月9日 サランコット、アンナプルナラウンド最終日
サランコットのホテルは展望台の真下、1592mの展望台まで5分もあれば行ける。昨日の到着時はガスがあり、ポカラの町は霞んでいた。久しぶりにシャワーを浴びスッキリ。テラスに出ると日本人が。話しかけると、あまり時間のない中ここに来たという。どうやらこの方もネパールにはまりそうだ。2人でビールを飲みながら話が弾む。あの有名なホームページビルダーの関係会社にお勤めとのこと。私も使ってますなどと話が弾む。 夜になるとガスが飛んだ、ポカラの町は美しい。 朝5時半頃起きだし、身支度。もう11月、南国とは言え1592mの山だ結構寒い。薄暗い中6時過ぎに展望台に着いた。展望台はネパール軍の基地の一角、テレビ塔などを守っているようだ。展望台に入るには外国人は25Rsが要る。ネパール帽子をかぶった私には金銭の要求がない。展望台で日の出を待っていると、日本の女性が、”貴方は日本語が上手ね”と言う。マンシンは私をキャプテン・ハルカバハルダー・グルンと紹介する。マンシンが日本人だ、そう言った女性の方がネパール人らしい。長期間ネパールにいると、どうやらネパール顔になるようだ。 うっすらとマチャプチュレが見える。山頂展望台はとにかく見晴らしが良い。 東の空が赤く染まりだした。日の出だ。綺麗としか言いようがない。日の出の好きな日本人達は皆感嘆の声を上げる。5〜6人の日本人がいた。 山も浮かび上がり綺麗だ。何も説明は要らないだろう。 ほとんどの方は、朝早くポカラからタクシーで来ているから時間に制約がある。私はユックリと最後まで景色を楽しんだ。同宿の日本人も時間が無いらしい。 宿に帰り、朝食後東側にフェワ湖を見ながら急な階段を下る。これが最後まで階段、足はガクガクだ。 途中でワラを背負い登ってくるネパールの若い女性達。やはり階段は厳しいのか、ジグザグと階段を避けながら登ってくる。それにしても背負っているワラの量は半端じゃない。 このルートは、ノーダラからダンプスに行くトレッキングルートでもある。下から若い日本女性が汗だくになって登ってきた。おはよう御座います。彼女は目を丸くして驚いていた。ネパール人は、私がネパール人でマンシンが日本人と思っているらしい。 下りきるとフェワ湖に出る。フェワ湖周辺は穀倉地帯、稲刈りの最中だ。山中で見た米とは違い、実りが豊かだ。 フェワ湖を見ながら茶。私はコーラを飲んだ。 フェワ湖を見ながらレイクサイトに向かって歩く。マンシンはタクシーに乗ろうと言う。1時間もあればダムサイトに着く、歩こうと主張したが聞き入れられない。それもそのはず、マンシンの足の指の皮がむけていた。綿の靴下をはいていたために湿気にやられたらしい。マンシンは失敗したと笑っていた。 ダムサイトのホテルYADに帰り、ママに挨拶。ママは日本人がいるよと言う。屋上テラスの上で荷物の整理をしていると、見た事のある服が干されていた。マンシン、アレ見覚えない?最上階の最高の部屋から一人の日本女性が出てきた。 アレ、亀さんだ。マンシンと私はビックリ。荷物を片付け、早速今晩完歩パーテーをYADで開くことになった。ここから亀さんと一ヶ月行動を共にすることになる。 アンナプルナABCトレッキングが無事出来ました。1度目と違い2度目は景色より人が見えました。 |
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