鳥松山347.8mと小城山408m、熊野古道、鹿が瀬峠の石畳
2011/03/14
単独

コースタイム
河瀬王子10:00-鉄塔11:15-鳥松山11:44-鉄塔12:05〜12:25-鹿が瀬峠13:10-小城山13:29-熊野古道下山14:08-
小峠14:30-鹿が瀬峠14:43-地蔵寺15:45
総時間
5時間45分
このたびの大震災に遭われた皆様にお見舞いとお悔やみを申し上げます
わが娘の家も震災で少なからず被害を受けたようですが、無事を確認しました
家で心配していても仕方がないと怪我などしないであろうコースを組み一人ブラッと里山に向かった
今、国関係のサーバーは大混乱しています。三角点情報は取らないで書く事にした
山行でよく利用する湯浅御坊道路、その道の広川インターと広川南インターの間に鳥松山トンネルが有り、その上に鳥松山がある
この付近は熊野古道の中でも難所の一つ鹿が瀬峠が有り、現在モットも長く石畳が残った道が有るという
この時期に山で遭難や事故になり迷惑をかける事は控えたい で、里山と熊野古道を組み合わせてみた
広川ICで降り、R42から河瀬王子の有る河瀬(ごのせ)に向かうマピオンにリンク
河瀬の入り口に河瀬王子が右手にありこの付近で唯一ソノ跡を残す王子社らしい
  
古道らしい雰囲気の村中を川沿いに歩くと左手に地蔵寺が出る。この寺は国土地理院には載っていない延命地蔵寺の古刹だ
この前からどの尾根を登ろうか目視する。周囲は農園マークでいっぱいだ
農園の小道を登らしていただこうと、畑作業の老女に事を言うとマア珍しい、熊野古道を歩かないのかという
鳥松山の話をするが知らないと言いった
地蔵寺入り口の橋から50m程度の次の橋から民家の前の小道に入り山に取付いた
狙いは当たるが、これがブッシュ、小道跡の笹や竹の間を行くと荒廃した放棄農園にでて、その上の農園に這い上がる
地蔵寺↓                       取り付き
  
農園は猪対策の高圧ショック線で取り囲まれていたが一つ目の農園は所々壊れていた
畑内のモノレール沿いを登ると次の農園は頑丈に高さ1.5m程度の高圧電気ショック線で囲まれていた
猿被害対策だろう
行けない、地蔵寺上の雑木帯に入るが農園の周囲は笹で入れない
猪の出入り道を見つけくぐり抜けるとそこに小道があった ヤレヤレ
登りきるとモノレールが走っていた 放棄された物か???
これに沿って歩く
  
モノレールは尾根中央を走るが電気ショック柵が左右にありトウトウ尾根上を行けなくなった
戻ろうか、思案するがそのまま少し行くと農園境界に30cmの隙間がありヤレヤレ尾根に乗った
このコースは失敗だろう
で、下山時検討すると下の地図から登るのが良さそうだ??
尾根に乗ってしまえば後はルンルン尾根、多少のアップダウンはあるが、道はルンルンだ
四等点は道の真ん中にありそのまま尾根中央を登ると鉄塔に出る
  
途中河瀬や鹿ヶ瀬が見えるが、この鉄塔からの景色が最高だった
この鉄塔が小城山への分岐で先ず鉄塔道を鳥松山に向かう ルンルン
白馬山脈の風力発電              目指す鳥松山                 管理道には入る
  

二つ目のピークから南東に鉄塔管理道を離れると小道中央に三等三角点がありこのピークが鳥松山と地図には載っている
最高ピークは二つ目ピークの地点だった
                           鳥松山↓
 
鉄塔まで引き返し、鉄塔で昼食、カアチャンが買ってくれた弁当を山座同定と共に味わう
先日登った串ヶ谷峯 塚の谷峯 や 飯盛山から長者ヶ峯  Ateamでのコース さらに地蔵峰、山は楽しい
 
ここから尾根はクネクネ曲がっているが、ルートは関電鉄塔管理道ルンルン小道で楽しい
地図の波線道を確認しながら歩く

先ず小城山を地図で確定した              管理道に入り           すぐに尾根を越える古道が出る
  

この古道は南側がハッキリと残っていた
掘割り南側に鉄塔道標があるこれに沿って登るともうルンルン
猪谷から登る波線道は残っていた
                                                       途中の四等点
  
 
後少しで熊野古道という所のピークに古刹の跡があり、熊野古道の雰囲気がプンプンと出る
法華壇跡
熊野古道に飛びだした
整備が進み。アララハイキング道だ、私は熊野古道の横で生まれた。玄関を出ると熊野古道だった
近くに奈久智王子跡があった。熊野古道は私の時代すらこんな物ではなかった
整備の仕方に疑問を持つ道だった
マッ 良いか
鹿が瀬峠のスジダイの大木は見応えがあった
  
広場になった鹿が瀬峠、旅籠や茶店があったとか、少し休憩して、下りすぐに尾根に入る
小城山にむかい尾根を入る。ここからも鉄塔管理道だ
良く整備されているがその後の修覆は無いようだ
墓だろうか多くの墓石??が集められた所からオヨヨブッシュと感じるがほんの10m程度又小道が続き鉄塔が出て城跡が出るが看板はない
  
                                   西端から見た大島山
 
小城山は鹿が瀬城があった山だが詳しい事は他のページで調べて下さい
コノ鹿が瀬峠付近は石畳道で有名らしい
南側から鹿が瀬峠を越えてみようと、城の西端から一番下りよいだろう尾根を地図で選び下った
尾根先はヤヤ急登だったがルンルン尾根だ。
  
古道公園まで400mの地点に出た
この付近は私の生家の玄関前を思い出す小道だった
古道公園は作られたが整備がないと言った感じだが春の花が綺麗だった
新しく作られた石敷き道を登って行くと小さな橋の際に 現存する熊野古道の中で最長の石畳道で503m有り日高町指定文化財とある。ナルホド整備はされているが良く残った物だ
  
鹿が瀬越えはいくつか道が有ったようだがこのルートが一番近いと書かれていた
途中で地道に成るが一時期整備がされた時代にルートが少し変ったようだ
鹿が瀬峠から道成りに河瀬に下る
コンクリがされ世界遺産指定までは車が入っていた事が伺える
動物除けネットが道横に張られ、道その物もゲートがある
元の道が有った所に地蔵様がありその道は険しかった事が伺われる
途中にヤッホーポイントや柏手ポイントなどがありヤッホーと読んでみると木霊が帰り柏手を打つとポンポンとひびいいた
         小峠                     鹿が瀬峠               旅籠跡
  
                         道にある動物除け柵
  
柏手ポイント                    この道から登れるかも 馬留王子付近
  
いくつかの史跡がある
登りはルートとしていまいちだった
目視で別ルートを見てみたのが上二枚目の地図だ
ユックリと里山や熊野古道を歩いてみたが、やはり100名山同様に熊野古道も魅力のない道になっていた
復元は難しいだろうが商業化したツアーだけは避けて欲しい
好き者だけがコツコツと歩く熊野古道が何時までも残って欲しい物だ
地蔵寺で登りに話しかけた老女が私を待っていてくれた

心配しました
良くあんな所を歩けるね、と 話しかけながらコノ地蔵尊にお参りすると鹿が瀬峠を越える時に背を押して下さるとか教えてくださり
別名 背押し地蔵尊と言うらしい
一時間以上話、私の裏山にある役行者に息子の進学祈願に参ったとか
我がお婆ちゃんも私の健康を願って毎月一番電車でお参りした話など話は尽きなかった
コノ鹿が瀬、河瀬地区も山津波にあって大被害を受けた事がある
津波震災被害の方達はお気の毒だと三人で地蔵尊にみんなの健康を祈った

  

私は路駐したが、地蔵寺前付近に公民館と綺麗なトイレがあった
駐車の許可が出るのではないかと感じたが サテ
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「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図
   画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図50mメッシュ
   (標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。
   (承認番号 平21業使、第652号)」